羽毛布団の正しい収納方法は? 圧縮袋はNG!!



みなさんこんにちは!アール城南寝具です!

早いもので、7月ももうすぐ終わり。全国で梅雨明けして蒸し暑い毎日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

ところで、冬時期に使用していた厚手の羽毛布団を片付けられたご家庭が多いかと思いますが、みなさんは羽毛布団をどのように保管されていますでしょうか。

収納スペースの理由により、できるだけコンパクトにかさばらないようにしたいからと圧縮袋を使用しているという方を見かけたことがありますが、実はそれは羽毛布団の寿命を縮めてまうためNGです。

今回は、羽毛布団の正しい収納方法についてお伝えしていきます。

圧縮袋がNGな理由とは?
羽毛がつぶれて元に戻らなくなる
圧縮袋に入れて空気を抜くと、布団の中の羽毛が強く押しつぶされます。その状態で長時間放置してしまうと袋から出しても羽毛が開かなくなり、羽毛布団の命とも言える膨らみが失われてしまいます。
一度つぶれた羽毛は完全には元に戻らないことも多く、保温性も下がってしまいます。

側生地に穴が開く恐れがある
羽毛布団といっても、中の充填物の全てが綿毛のような羽毛(ダウン)ではありません。適度な張りを与えるために、ごく細い芯がついた羽根(フェザー)も混ざっています。
圧縮袋に入れて羽根と生地を密着させると、フェザーの芯が側生地を突き破って出てくる恐れがあります。
穴が開くとそこから細かい羽毛が出てきてしまうので、リフォーム(側生地の交換)をしないと、羽毛が減ってボリューム感のない布団になってしまいます。

カビやダニの原因なる
圧縮袋の中は気密性が高いため、湿気が逃げにくくなります。湿気が袋内にこもるとカビやダニの発生リスクが高まります。
特に梅雨時期や夏の高温多湿な気候では要注意です。
羽毛布団を衛生的に長く保つためには、通気性を維持し、低湿度の環境で保管するのがベターです。



圧縮せずに収納する方法は?
不織布などのケースがおすすめ
不織布は、空気は通し埃や虫は通さないという特徴を持っています。通気性が良く、虫の被害も防げるため、オフシーズンに羽毛布団を保管する素材としてぴったりです。そのため、不織布は多くの販売用羽毛布団のケースとして使われています。
羽毛布団を購入した際の不織布ケースが自宅にあれば、収納ケースとして活用するのも良いでしょう。
不織布ケースのファスナーを少し開けておくとより通気性を確保できます。
ケースへ入れる際にも、羽毛を傷めないように優しくたたみましょう。

押し入れの一番上に収納する
押し入れやクローゼットに収納する際には、湿気がこもりにくく、他の寝具などの重みで羽毛が潰れないよう上段に保管しましょう。

床に置く場合はすのこを活用する
押し入れの上のほうにスペースがなく、押し入れの下に収納する場合には床に直接置かず、すのこなどを敷くのがおすすめです。
すのこを敷くことで羽毛布団の下側に空気の通り道ができ、通気性が良くなります。

押し入れは浴室やキッチンに次いでカビが繁殖しやすい場所であるため、除湿剤・防虫剤など上手く活用し、湿気対策は万全に行いましょう。
保管期間が数ヶ月~半年程度になるので、押し入れを締め切ったままにせず、天気の良い日には押し入れを開けて空気を循環させたり、定期的に布団を干して湿気を飛ばしましょう。



羽毛布団の基本的なたたみ方
①布団を広げ軽く振り、羽毛の片寄りがなくなるよう全体のかたちをととのえます。
②その後、羽毛布団を縦に三つ折りにたたんでください。
③細長くなった布団を、さらにちょうど1/3幅くらいになるようにくるっと丸めると、専用バッグにすっぽりと収まるサイズになります。

無理に押さえつけず、自然に重ねるようにたたむのがポイントです。





今回お伝えしたように、羽毛布団の収納時には、圧縮せず、膨らみと通気性を保つことがとても大切です。
湿気対策をしながら適切に保管し、できる限り長く快適に愛用していけるようにしましょう。





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